同学年の子が塾に通い始めると、「うちもそろそろ行った方がいいの?」と焦ってしまいますよね。
しかし、塾に通うタイミングはお子さん一人ひとりの状況に合わせて判断することが大切。学習理解度や進路を考慮しながら、よりよいタイミングで塾を活用しましょう。
この記事では、小学生を塾に通わせるベストタイミングについて詳しく解説します。お子さんをいつから塾に通わせようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも小学生に塾は必要?塾が不要なケースも
文部科学省の統計データ(令和3年度 子供の学習費調査)によると、公立小学校の通塾率は約40パーセント。小学生から塾に通い始めることは、一般的になっています。周囲の友だちが塾に通い始めるのに合わせ、通塾を検討し始める家庭も多いです。
しかし小学生のうちは、塾は絶対的に必要なものではありません。
たとえば次のすべてにあてはまる場合、家庭学習だけでも問題ない可能性が高いです。
- 中学受験をしない
- 学校の授業が理解できている
- テストで安定して80点以上取れている
- 自主学習の習慣がついている
逆に言うと、中学受験をするなら一般的に塾は必須。また、学校の授業についていけない場合やテストで思うように点が取れない場合も、塾の活用がおすすめです。
まずはお子さんの進学先や学習理解度、家庭学習の習慣などをチェックしてみましょう。
悩み・目的に合わせた小学生の通塾ベストタイミング

塾に通い始めるベストタイミングは、お子さんの勉強の悩みや目的によって違います。ここでは、お子さんそれぞれに適した通塾のタイミングについて詳しく解説します。
勉強の習慣をつけたい|小学4年生からがおすすめ
勉強習慣を身につけたいなら、小学4年生からの通塾がおすすめです。小学校4年生になると、学習内容がぐんと難しく複雑になります。学校の授業だけではどうしても勉強量が不足するため、学力の差も広がりやすいです。この時期から塾で予習・復習の習慣をつけておけば、高学年以降も授業についていきやすくなります。
また、学校生活にだいぶ慣れてきたころなので、新しい習い事も始めやすいです。親が教えると反抗的になってしまう子も、塾だと素直にアドバイスを聞ける場合がよくあります。
小学4年生から通塾するメリットは、考え方のポイントや覚え方のコツなど、効率的な勉強方法を早い段階で身につけられること。習得した勉強スキルは小学生のときだけでなく、高校・大学受験や資格試験のときにも役立ちます。
学校の授業についていけない|進級前までに入塾を検討
学校の授業が理解できない、またはテストで60点以下が多い場合は、次の学年に進級する前に塾に通い始めるのがおすすめです。
進級すると前の学年で習ったことを土台に学習が進むので、授業についていくのが難しくなります。学習の遅れに気付いた段階で、早めに苦手を克服しておくのがベストです。
塾ではお子さんの学習状況に合わせて丁寧な指導を受けられるので、独学よりもスムーズに遅れを取り戻せます。勉強方法や進路について迷ったときも、プロに相談することが可能です。
中学受験をする|小学3年生の2月までに入塾を
中学受験を考えている場合は、小学3年生の2月からの入塾が推奨です。
塾の中学入試対策のカリキュラムは3年間で組まれていることが多く、一般的に小学3年生の2月から本格的に対策授業がスタートします。2月からというと中途半端に感じますが、これは中学入試が始まる小学6年生の1月上旬をゴールに設定しているためです。
高い学力が求められる中学受験に合格するには、早い段階から対策を始めることが重要。余裕をもって塾に通うことで受験に必要な基礎学力を養うことができ、志望校に向けた対策も進めやすくなります。
塾を検討するならお子さんとの話し合いは必須!

同学年のお子さんが塾に行き始めると、うちも早く検討しなければと保護者だけで焦ってしまいがちです。しかし、お子さんの意思を確かめずに決めてしまうと塾に行っても目的意識が持てず、思うように効果はあがりません。必ずお子さんと話し合い、塾に行く目的やお互いの意見を確認してから決めましょう。
どの塾に行くか検討するときも、つい合格実績やコスパの良さを優先してしまいやすいです。できればお子さんの意見を取り入れながら、本人が意欲的に勉強できる塾を探しましょう。
一部の塾では、ゲーム感覚で学べるカリキュラムや、実際の体験を通じて学習を進める方法を取り入れている塾もあります。こういった塾は子どもたちの興味を引き、「こういう勉強の仕方もあるんだ」と気づかせてくれます。
お子さんの性格や個性を考慮しながら、意欲的に学べる塾はどこか検討していきましょう。
小学生の塾のタイプ別!子どもに合った塾を選ぼう

ひとくちに塾といっても、集団授業・個別指導・オンライン塾など、さまざまなタイプがあります。ここでは、塾のタイプごとの特徴を詳しく解説。性格や興味に合った塾を選んで、勉強のモチベーションをアップしましょう。
集団授業|クラスメイトと競争心を刺激しあえる
集団授業が中心の塾は、お子さんの学習の進み具合によってクラス分けされている場合が多いです。
同学年の子と学校のような雰囲気で授業が受けられるので、誰かと一緒に学ぶのが好きなお子さんに向いています。
複数人で学ぶことでほどよい競争心や刺激も生まれ、勉強に張り合いがでるのもポイント。
反対に、自分のペースで学習を進めたい子や、他の子と比較して自信をなくしてしまいやすい子は、集団学習がプレッシャーになってしまう可能性があるので要注意です。
料金は個別指導よりも安い傾向があり、コストパフォーマンスに優れています。
一人で勉強しているとモチベーションが上がらないお子さんや、他の子と関わりながら勉強したいお子さんはチェックしてみてください。
個別指導|苦手を克服したい子におすすめ
個別指導タイプの塾は、仕切り付きの机をひとり1台使用し、テキストや問題集を自分のペースで進めていくのが特徴です。
机に一人で向かって勉強するスタイルは自宅学習と似ていますが、わからないところがあればいつでも先生に質問ができるので、学習をスムーズに進められます。
お子さんの理解度やペースに合わせて勉強できるので、単元によって得意不得意があるお子さんにおすすめです。
デメリットとしては、集団授業よりも料金が高い傾向があることです。
学年が上がるごとに料金もアップする場合もあるので、事前によく調べておきましょう。
オンライン|慣れた自分の家で学べる
オンライン形式の塾は、自宅のPCやタブレットで録画やライブの授業を中心に学習するのが特徴です。リビングや自分の部屋など、いつも過ごしている慣れた環境でプロの指導を受けられます。
自宅と塾の移動時間を節約できるので、その時間を趣味や他の勉強に使えるのもポイント。旅行中も宿泊先のホテルから授業が受けられるので、「お出かけも楽しみたいけど勉強もしっかりしたい!」という家庭は嬉しいですね。
そのほかにも、自宅からは通えない遠くの有名講師の授業が受けられるなど、オンラインならではのメリットがたくさんあります。
一方で、慣れた自宅で気軽に学べる反面、ついだらけたり遊んでしまったりすることも多いのが難点です。テレビやゲームなど誘惑の多い環境で自分から進んで勉強を始められるまでは、保護者が声かけをしてあげるとよいでしょう。
塾に通うベストなタイミングを見つけよう

今回は小学生が塾に通うタイミングについて詳しく解説しました。
この記事の大切なポイントをまとめると、以下の通りです。
- 学習状況や目標に合わせて入塾のタイミングを検討する
- お子さん本人と話し合う
- 入塾する場合は性格や興味に適した塾タイプを選ぶ
いつから塾に通えばいいのかは、お子さん一人ひとりによって違います。
周りの子に合わせるのではなく、本人の学習状況やどんな目標を持っているかを考慮して検討しましょう。
